新型出生前診断を受けられる時期はいつ?
新型出生前診断は染色体疾患の7割を占めると言われているダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの染色体異常の有無を知ることができます。では、妊娠後ならば何時でも診断を受けられるのかと言えば、決してそうではありません。ここではどのようなとき診断を受けることになるかを述べていきます。
妊娠10週~15週までに採血したサンプル
新型出生前診断する時期は妊娠10週~15週までに採血したサンプルで検査がおこなわれるため、これが基準になります。つまり、妊娠してから15週を過ぎてからでは診断することができないことを知っておく必要があるでしょう。
また病院によって異なりますが、検査するまでに数回受診してもらうところもあるので注意しなくてはなりません。もしも、15週ギリギリに初診を受けていたのでは間に合わないからです。
そのため、診断するかどうかで悩んでいる人は、妊娠15週(余裕を持って14週)までには判断をするように気を付ける必要があります。妊娠10週~15週までしか診断できないということは、10週目前に受診してはいけないのかというと、それは間違いです。先ほど述べた通り、何度も受診する病院もあるため、早すぎるということはありません。
また新型出生前診断ができる病院・施設は限られているため、予約でいっぱいになってしまうケースもあります。そうなると15週を過ぎてしまう危険性もあるため、10週前から受診して予約を取っておいた方が無難だと言えるでしょう。
公的な健康保険の適応範囲外なので全額自己負担
また、新型出生前診断は残念ながら公的な健康保険の適応範囲外であるため、全額自己負担となります。その診断料金は病院によって多少異なるものの、おおよそ20万円ほどとなっています。そのため、もしも診断できる時期である妊娠10週~15週だからといっても資金が用意できてなければ診断するチャンスを逃してしまいかねません。
まず、妊娠する前から妊娠したら新型出生前診断を受けるかどうかを夫婦で話し合いをしておいた方が良いでしょう。その情報を知るためにネットや書籍で調べるのも良いですが、産婦人科などに相談するのも一つの手段です。
そして、診断すると決めたのならば、いざ妊娠して検査を受けるときのためにしっかりと資金を貯めておけば、少ない検査時期を逃すことなく診断を受けることができます。
妊娠前から事前に情報収集が大切
先ほどは地方は診断できる施設の数が少ないと述べましたが、逆に東京ではいくつもの施設があります。妊娠してからどの施設にしようか悩んでいても時期が過ぎるばかりです。そのため、受けられる施設とその評判などを事前にチェックしておくのも良いでしょう。
東京の新型出生前診断を受けられる施設を紹介している口コミサイトもあるため、それを活用するとスピーディーに最適な施設を見つけられることができます。母体のストレスを少しでもかけないように、妊娠前に情報収集することは忘れてはいけません。
新型出生前診断する時期は妊娠10週~15週までとなります。15週を過ぎると受けられませんが、10週前ならば先に受診・予約しておくこともできるため診断施設に足を運ぶのは有益だと言えます。
診断は全額自己負担となり約20万円ほどかかるため、診断時期を逃さないためにも妊娠前から資金を貯めておくことが肝心です。あと、地方と違って東京では診断施設が多いため、口コミサイトなどを活用して調べておくことも大切となります。