出生前診断で信用できる施設の基準とは?
染色体異常があるのかないのか、事前に知ることができれば妊娠を継続するのか堕胎をするのか決めることができますし、出産をするにしてもどんな準備をしておけばいいのかということが分かってくるので、生まれる前に決意をすることができます。
診断をおこなっている施設も東京都内にはたくさんあります。
どういうクリニックを受診するべきか
出生前診断はどこのクリニックでもおこなっているわけではありません。ですから染色体異常が疑われた場合には、設備が整っている医療機関を受診したほうがよいでしょう。
クリニックで診断をおこなうことができる医療機関を紹介してくれることもあるので、まずはかかりつけ医に相談をするとよいです。東京都内であれば対応をしている医療機関はたくさんあります。大学病院ではなくてもクリニックで受診をすることも可能になっているので、大学病院に行かなければいけない、ということはありません。
たくさんある対応クリニックの中でも実績があるところを探してみるよいでしょう。
実績を積んでいるということはそれだけ信頼されているということになります。最近出生前診断に対応をするようになった、という医療機関は医師も慣れていないので不安を感じてしまうこともあるので、できるだけ実績があるクリニックを選ぶとよいでしょう。
母体に優しい検査をおこなってくれるクリニック
出生前診断にはいくつかの方法があります。できるだけ母体に影響ができない検査を推奨してくれるクリニックが好ましいです。検査をおこなったことによって、胎児に影響が出てしまうということもあるので、注意をしなければいけません。
出生前診断で一般的におこなわれているのが羊水検査です。羊水検査は局所麻酔を使って針を刺し、羊水を取り出して検査をおこなう、という方法です。羊水検査を受けたことによって早産のリスクが高まるということもあるので、実際にトラブルが起きた率をチェックしておくのもよいかもしれません。
また陽性診断が出た場合にはどうするのか、そのクリニックで相談をすることができる場合もあります。染色体異常が分かった場合には、精神的なダメージも受けてしまう人が多いので、心理カウンセラーが常駐しているクリニックであれば安心をして相談をすることができます。
陽性反応が出た時の対応までしっかりとおこなってくれる医療機関であれば信頼にもつながる、というメリットがあります。
設備が整っているところを探してみる
クリニックの設備が整っているのかどうか、という点も気になるでしょう。検査を受けるまで快適に過ごすことができる工夫がされているのであれば、それだけで受診者への配慮ができていると判断をすることができます。
キレイで清潔感があるクリニックのほうが何となく信頼をすることができるでしょう。また結果までの時間もかかりすぎないところのほうが好ましいです。
もしも陽性反応が出て、堕胎をすることを決意しても22週を過ぎてしまうと堕胎をすることができなくなってしまいます。だからこそできるだけスピーディーに対応をしているクリニックを選んだほうがよいでしょう。
染色体異常を持って生まれてきた子どもの中には、生後数時間で逝去をしてしまうという場合もあります。また生存をすることができても医療の力を借りなければ呼吸をすることができないという場合もあります。
在宅で診るというのは負担も大きいですし、兄弟がいた場合にはその兄弟への対応も考えなければいけません。一生痛い思い、苦しい思いをして生きていかなければいけない子だと生まれてきても幸せだと感じてもらえないかもしれません。
堕胎を選択するのは悪いことではなく、子どものことも考えているということができます。出生前診断をおこなうことで苦しい思いをさせずに済むこともあります。診断に間違いがあってはいけないので実績があって信頼できるところを選択するとよいでしょう。