妊娠中はどう過ごす?妊娠したら気をつけるべきこととは
妊娠すると今までで通りの生活で赤ちゃんに悪影響がないかと心配になりますよね。妊婦生活の間には急な体調の変化や精神面が不安定になることもあります。妊娠中は身体と改めて向き合ったり、赤ちゃんが産まれた後のことを考えたりする貴重な期間でもあります。ママと赤ちゃんの健康を守るための過ごし方をお伝えしましょう。
妊娠初期の過ごし方
妊娠が分かったら喫煙や飲酒をきっぱりやめましょう。赤ちゃんが順調に育っていれば無理をしない程度に、日常生活や家事、仕事はしても構いません。バランスのよい食事を心がけ、負荷のかからない散歩など軽い運動でリフレッシュするのもよいですね。
しかし赤ちゃんの成長が活発な時期でもあるので、つわりや疲労感、眠気などを感じやすくなります。辛いときは家族や職場の人に相談をして、サポートをしてもらいましょう。お腹の大きさはまだ目立たない時期ですが、人によってはつわりの症状がひどい場合もあります。
働く女性のために厚生労働省は「母性健康管理指導連絡事項カード」を用意しています。休みにくい人は医師に相談をしながら、早めに上司に報告をして協力を求めましょう。長時間の立ち仕事や、上の子を抱っこするときなど、無理な姿勢や行動はお腹や腰へ負担がかかるので注意が必要です。下腹部の張りや痛みを感じ、その症状が続くようであればすぐに受診をしに行きましょう。
安定期に入ってからの過ごし方
妊娠16週頃の安定期の時期に入ると徐々にお腹の膨らみも目立つようになります。この頃になると妊婦さんの体調は安定しはじめ、体重を増やしすぎないようにするための食事の指導や、出産に向けての体力を作るために適度な運動をするように指示があります。子どもが産まれた後も一緒にバランスのよい食事をとるために、妊娠期間中に食生活について勉強をしておきましょう。
手軽にできるウォーキングは妊婦さんにおすすめで少し足速に30分ほど歩くとよいでしょう。妊娠後期はさらに体重コントロールが難しくなるので、この頃から意識しておくことで腰痛や妊娠線などのマイナートラブルの予防につながります。
産婦人科や自治体で開催されている母親学級や両親学級に参加をしたり、旦那さんと外食やショッピングをのんびり楽しんだりしながら、赤ちゃんの誕生を待ちましょう。もちろん妊娠中の経過は個人差があるので、切迫早産などの兆候がある人は医師の指示を受けて母体優先で安静に過ごしましょう。
妊娠したら気をつけること
妊娠をしたら健康的な食事と適度な運動が大切です。妊娠中は塩分とエネルギーをとりすぎると妊娠高血圧症候群などの病気になったり、お産に影響が出てきたりします。軽いストレッチやウォーキングは体力を付け、体重の増加を予防できるので安産にもつながります。妊娠中は免疫力が低下しているため体調を崩しやすくなるようです。
手洗いうがい、充分な睡眠を心がけましょう。歯科検診を受け、口内環境を整えることも母子にとって大切です。おりものが増えてきたときはこまめに下着を変えて清潔に保ちましょう。
また、つわりや精神的な不安面から旦那さんとのコミュニケーションがなくなってしまう夫婦もいます。ルールを守れば性交渉も可能ですが、体調を優先しつつ、手を繋いだり、マッサージをしてもらったりするなどのコミュニケーションでも二人の愛を育むことができます。
妊娠中はストレスを感じないように穏やかな気持ちで過ごすことが大切です。健康的な生活を心がけいつもと変わりなく過ごせばよいのですが、重いものを持ち上げたり無理な姿勢になったりするときには気をつけましょう。初産婦さんは赤ちゃんが産まれたら慣れない育児にヘトヘトになってしまうので、残りの日々は旦那さんと思い出をたくさん作りましょう。経産婦さんは上の子と関わる時間を充分に取り、一緒に赤ちゃんを迎え入れる準備をしましょう。