東京で出生前診断を受けている人はどんな人?
東京では出生前診断を扱っている病院が増えています。
出産前に赤ちゃんの事を知りたいと言う気持ちを持つのは当然のことですが、実際にこの診断を受けている人はどのような人なのでしょうか。
受けようか悩んでいる人や、そのきっかけや理由を知ることはとても大切なことです。
東京で受けている人の特徴や理由を一緒に見ていきましょう。
東京で出生前診断を受けている人の割合
日本で出生前診断をうけている人の割合は全体で7.2%ほどと言われています。ただリスクが上がる高齢出産に限定するとこの数字は25.1%まで上昇します。国内の全体として100人の妊婦さんがいれば7人が受けていて、35歳以上の妊婦さんですと1/4が受けている結果です。
この結果を踏まえて、東京の場合になると他の地域より病院や施設が充実しているために数字が高くなる傾向にあります。特に2013年から開始されたNIPTが導入されてからは、よりその数は増えています。受けたくても病院が対応していないという悩みではなく、どこで受けるのかというのが東京の悩みです。
おなかの赤ちゃんが健康に育っているのかというのは妊婦さんであれば誰もが知りたいことでしょう。クリニックを選べる環境にあるからこそ、どこで出生前診断を受けるのかというのは大切なことです。今はインターネットなどで簡単に取り扱っている病院を調べられるようになりました。
どのような人が受けているのでしょうか
出生前診断は保険がきかないために、受けるためには費用がかかります。そのため誰もが受けるというものではありません。受けているのは、自ら望んでいるということになるからです。実際に受けている人は高齢でリスクがあることを気にしてということを一般的に言われていますが、親族に障害のある方がいたり、産婦人科の超音波検査で首のむくみを指摘されたという人も少なくありません。
出産してから分かるよりも、おなかの中にいるうちに知っておきたいという人もいるでしょう。夫婦で話し合っての結果ですので、それぞれの診断をするという決断に正解や不正解はありません。特徴としては赤ちゃんのことをもっと知りたいという気持ちです。
中には上のお子さんに障害があり、次の子供も障害があるのではないかという不安を感じている人もいます。第一子だけでなく、第二子、第三子でするというケースも多くそれぞれのご家庭の判断があることがよく分かります。
積極的に受ける意義と今後のこと
出生前診断を受けるというと、障害が分かったら中絶するものだとという考え方が一般的です。しかし、これから受けようと思っている方の全てがそのような考え方ではありません。そもそも、この診断は何かあった時に早めの準備をするために編み出された方法です。より赤ちゃんが過ごしやすくなるようにするためと言ってもいいでしょう。
ですから、どのような結果が出ても受け止め、今後お世話になる病院を探したり、子供がより良い環境で育てられるようにするために出生前診断をするという人もいます。妊娠している間に親が知識を高めておく期間とも言えます。
また、この診断ではすべての病気が分かるわけではないということも知っておく必要があります。診断を受けたから安心というものではなく、成長してから分かる病気や障害があるということも知っておくべきです。受けるという選択も、受けないという選択もどちらも夫婦にとっての結論であれば間違いはありません。医療機関とのカウンセリングなどをきちんと行いましょう。
出生前診断を東京で扱っている病院は増加傾向にあります。受けようか悩んでいるという人にとって、どのような人が実際に受けたのかというのは参考になる情報です。高齢だからという理由だけでなく、不安を抱えている妊婦さんの数だけ理由があります。