不妊治療後の妊娠で東京の出生前診断を利用するときに大切なこと
近年は出産前に胎児の状態を確かめる出生前診断を展開するクリニックが増えてきています。出生前診断に対するニーズが高まってきていることがその背景となっています。特に不妊治療後はそれを行うケースが目立っています。
ここでは東京都において出生前診断を利用するにあたって大切なことをお伝えします。
周りの人とよく相談したうえで利用しよう
まずは何よりも出生前診断を行う前に周りの人とよく相談することが大切です。そもそも出生前診断の目的は何か、診断から何がわかるのか、診断はどのようにして実施されるのかなど、出生前診断をする前に確認しておくべき事項は数多くあります。担当医師としっかりとコミュニケーションをとって確認するようにしましょう。
また体力面や財政面など様々な要因によって出生前診断を行うケースもあることでしょう。そうしたケースではなおさら、しっかりと医師と相談することが重要となります。多くのクリニックでは医師のほかにも、専門のカウンセラーを常駐させるなどして対応しているところもありますので、そうした専門家の考えも聞いておくことも大切なポイントです。
さらに医療機関だけでなく、夫や家族、友人など周囲の人にも相談することも重要です。決して周りに相談せずに自分だけで決めてしまわないということが何よりも大切なポイントとなります。いろんな人の考え方に耳を傾けた上で、出生前診断をすることが最善であるという決断を得るようにしてください。
思わしくない診断結果がでたら、まずは気持ちを落ち着かせよう
出生前診断の結果、思わしくない結果が出たときには、多くの人はその時点で気が動転することでしょう。そして絶望に浸ることになることも少なくありません。
ですからそのような結果が出た場合には、まずは時間をかけて自分自身の気持ちを落ち着かせることが最優先となります。胎児をどうするのかと言った重大な決断をしなければいけない状況で、気持ちを落ち着かせるどころではないかもしれませんが、気持ちが不安定だと適切な決断が出来なくなります。
精神的に不安定な状態で安易に中絶を決断してしまい、後々になってそれを後悔したケースも少なくありません。そうならないためにもここはいったん間を置いて、心を鎮めるようにしましょう。
これはなかなか難しいことかもしれませんが、例えば親しい友人とおしゃべりをする、好きなものを買いに出かけるなど、身近なことで良いのです。何かをすればきっと気持ちが落ち着くはずです。
出生前診断は中絶をするためにあるものではない
気持ちが落ち着いたら、胎児をどうするのかについて考えていくわけですが、多くの人は体力面や財政面などの理由で中絶を選ぶ傾向があります。しかし現代においては医療技術が昔に比べて格段に向上しており、胎児に重大な病気や障害などがあっても、ほとんどは現代の医療技術によって治療が可能となっています。
また医療機関のみならず、療育プログラムを展開している教育機関も数多くあります。様々な病気や障害に関する専門家も数多く活躍しています。胎児に重大な病気や障害などがあっても、現代においては立派に生きることが出来るかもしれません。出生前診断を利用する際にはこのことについても十分に考えていただきたいです。
出生前診断を利用する人が増えてきており、東京都においても同様となっています。特に不妊治療後に出生前診断する人が目立っています。東京都において出生前診断を利用する際に大切なことは周囲の意見をよく聞くこと、思わしくない結果が出たらまずは気持ちを落ち着かせて後悔しない判断をしましょう。