出生前診断の結果がわかるまでの日数について
生まれてくる赤ちゃんに異常や病気がないかを調べる検査が、「出生前診断」です。東京ではさまざまな病院やクリニックで受けることができます。では、実際に検査を受けてその結果がわかるまでは、おおよそどのくらいの日数がかかるものなのでしょうか。検査方法や金額などによって違いがあるのかなど、気になる情報を調べてみました。
出生前診断の結果はどのくらいでわかるのか
東京にクリニックを持つ、「出生前診断」を実施しているところではほとんどが「最短で受診後6日後、検査混雑時には10日後」という日数があげられています。診断の予約自体はインターネットなどで24時間いつでも予約が可能となっていますが、結果の通知に関しては各病院によって通達方法が異なります。
メールで通知を行うクリニックや、データを一括管理して窓口にて通知をするところなど、さまざまです。出生前診断における結果については、結果の読み方が貼付されていますが、さらに不明点がある場合は各病院やクリニックへの問い合わせが可能となっています。
その際には認定遺伝カウンセラーとのカウンセリングを受けることができるケースもあり、フォロー体制が充実していることをメリットとして掲げるクリニックも東京には数多く存在します。遺伝カウンセラーは適切な遺伝の情報の知識を持ち、社会の支援団体などの情報提供も行っていますので、非常に役立つ存在といえます。
誰でも安心して受けられる「出生前診断」
一般的には「出生前診断」を受けることができるのは、35歳以上の女性と決められています。しかし、東京には最先端の「出生前診断」の医療サービスを提供しているクリニックも多く、検査方法によっては年齢の制限がないというものもあるのです。夫婦同伴でなければ受けられないといった縛りもなく、女性の不安を解消するためのサービスを受けられます。
また、土日でも「出生前診断」を実施しているクリニックが多く、平日は仕事で忙しいという女性でも問題なく診断を受けることが可能です。
検査自体も難しいものではありません。母となる女性の血液を10ミリリットル採取するという検査を取り入れているクリニックが多いので、負担が少なく済むのも嬉しいポイントです。検査自体はそのクリニックで行うのではなく、専門機関に検体を発送して結果を待つことになります。そのため結果がわかるまではどうしても日数がかかるのですが、これはどのクリニックでも同じです。
「出生前診断」の結果が陽性だった場合について
母体から採取した血液で診断ができる「出生前診断」ですが、その精度は非常に高いものです。検査でわかるのは、パトー症候群・エドワーズ症候群・ダウン症候群といった病気から性染色体異常などの結果が判明します。万が一、その結果が「陽性」だった場合は、ほとんどのクリニックが羊水検査の医療機関への連携を実施しています。
クリニックが羊水検査の費用を負担してくれるというケースも多く、すみやかに確実な検査が受けられるように手配が行われていますから、非常に安心できます。医療機関の指定がなく、どこでも羊水結果が受けられるように手配を行ってくれる病院も存在しています。
それとは別に「偽陽性」という結果もありますので、その場合はクリニックにて再度検査を行うことになります。胎児のDNAの検出が難しく、結果が出ないという事例も存在します。ごくまれに何らかの原因で赤血球が破壊される「溶血」という状況があり、そのような時も正しい結果が計測されません。このような再検査の場合は、費用はかからないことがほとんどです。
「出生前診断」を受けたあとは早めに結果を知りたいものです。検査機関に送り、その後に結果が判明しますから若干の日数がかかることは仕方ないことといえます。その間にわからないことや不安、疑問などがあれば速やかにクリニックに相談しましょう。