出生前診断についての相談窓口はある?
出生前診断に興味があるけど、本当におこなったほうがいいのか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。今回は東京に出生前診断の相談窓口があるかどうかにについて紹介します。
新型出生前診断について知っておこう
出生前診断とは、名称の通り妊娠中にお腹の中にいる赤ちゃんについて調べることができる検査で、主に胎児に先天的な異常がないかを調べることを目的に実施されます。
一般的な妊婦検診で実施している超音波検査も出生前検査の1つではありますが、出生前診断では主に染色体の異常の有無を検査することができ、より正確にお腹の中の赤ちゃんの状態を知ることができます。
新型出生前診断は通称NIPTと呼ばれているのですが、NIPTが従来の出生前監査と異なる点は、妊娠10週目から検査を受けることができるという部分です。したがってかなり早期の段階で自分のお腹の中にいる赤ちゃんの状態を把握することができます。
新型出生前診断を受けることによるメリット
NIPTを受けることによってどのようなメリットは、やはり事前に赤ちゃんの状態を知ることができて安心できるということが挙げられます。元々ホルモンバランスが崩れることもありますし、特に妊娠初期は「つわり」で体調が優れない人もいることから、妊婦さんは精神的に不安定になりがちです。
そのうえやはり自分の赤ちゃんが元気に生まれてくるかどうかといった不安は実際に生まれてくるまでずっと消えないでしょう。しかしながらNIPTによって事前に自分の赤ちゃんに先天的な異常がないということがわかれば、妊婦さんたちにとってはとても大きな安心材料になるでしょう。
妊婦さんの精神状態が安定しているとお腹の中の赤ちゃんにとっても良い影響を与えてくれるでしょう。
新型出生前診断は、出産前の胎児に異常が内かを調べることができます。事前に自分の赤ちゃんの状態を知ることによって妊婦さんの不安はかなり解消され、精神的に安定した状態で出産に臨むことができるでしょう。
胎児ホットラインで悩みを話そう
出生前診断の相談窓口として活用できるのが、NPO法人が開設している胎児ホットラインです。この胎児ホットラインでは、胎児に障害や病気がわかった妊婦に向けてさまざまなアドバイスができる窓口として開設されました。
産婦人科の医師が理事長を務めているので、出生前診断をおこなったほうが良いかどうかのアドバイスを受けることもできます。妊婦やその家族を心理面から助け、出産するかどうかにかかわらず支援することを目的としています。
ここでは他にも障害をもつ子どもを持った家族へのケアをおこなっており、障害のある子どもを持つとどのような生活になるのかを知ることもできます。
また妊婦の血液からダウン症などの染色体異常を調べることができる検査についても、専門のスタッフに相談することができ、妊娠や出産に関するさまざまな支援を受けることが可能です。
お腹の赤ちゃんに不安や悩みを抱えているなら
子どもを授かったら健康に生まれてきて欲しいと願うものかと思います。しかし、お腹の中にいる25人に1人の赤ちゃんは、何らかのケアが必要な状態で生まれてきます。もし自分のお腹の中にいる赤ちゃんが何らかの病気や障害を抱えているとしたら、どこかに将来の不安な気持ちを話したいと考えることは当たり前です。
まだ病気や障害がわからずに検査をしたほうがいいのか悩んでいる方も、病院以外の第三者に相談したいと思うでしょう。そんなときに活用できるのが、出生時診断の相談窓口です。どんな子どもであっても生むのが当たり前という風潮に悩んでいる妊婦さんも多い傾向です。
この窓口ではこのような風潮を感じさせない雰囲気があり、妊婦さんやその家族がどんな選択をしても応援するという姿勢を貫いているという特徴があります。そのことから赤ちゃんに病気があるかもしれないと不安を感じている妊婦さんであっても、安心して利用することができます。
遺伝子カウンセリング外来について
出生前診断の相談窓口は他にも病院で実施している遺伝カウンセリング外来があります。遺伝カウンセリング外来ではどのような相談を受け付けているかというと、自分の病気が子どもに遺伝するかどうか、上の子が先天性の病気だが、下の子も同じ病気になってしまうかなどです。
他にも病院で染色体検査を提案されたけど受けるかどうか迷っている、いとこと結婚予定なので病気の子どもが生まれないか心配などの悩みにも対応しています。遺伝カウンセリングでは専門家の見解に基づいた、遺伝医学に関する最新の情報を知ることができます。
遺伝に関するさまざまな不安や悩みを抱えた方に対して遺伝子や染色体のことをわかりやすく説明してくれるので、不安や悩みを解消させる一つの手段にもなります。それらのことを伝えた上で、今現在の医学でおこなうことができる治療法をアドバイスしてもらえるので、検査を受けるかどうかの一つの指標になるといえます。
このように出生前診断の相談窓口は、NPO法人の胎児ホットラインや医療機関がおこなっている遺伝子カウンセリング外来などがあります。子どもに障害や病気があるかもしれないという不安を誰かに聞いてもらいたいと感じているのであれば、胎児ホットラインがおすすめです。
染色体や遺伝について詳しく知りたいのであれば、遺伝子カウンセリング外来を利用するのがいいでしょう。どちらの窓口も妊娠している方が抱えている不安や悩みにしっかりと向き合ってくれるので、もしこれらのことで悩んでいるのであれば利用してみるのがおすすめです。