新型出生前診断を受けるクリニック選びのポイントについて解説!
新型出生前診断のメリットやデメリットを知った上で、夫婦で話し合い診断を受けようとなった場合、どうやってクリニックを選んだらよいのでしょうか?大事な胎児の検査を任せるので選び方は大切です。スケジュール管理も必要になります。今回は新型出生前診断を行うクリニックの選び方について解説しましょう。
もくじ
新型出生前診断を受けるメリット・デメリット
新型出生前診断にはメリット、デメリットがあります。診断を受ける前にしっかり内容を確認してから受けましょう。
新型出生前診断を受けるメリット
・赤ちゃんを迎える体制づくりができる
新型出生前診断で陽性になった場合、その後羊水検査や絨毛検査で確定診断を出します。陽性だった場合は生まれる前に染色体異常が分かるので、出産する病院はどこがよいか、染色体異常をサポートしている施設や団体などがないかなど早めに動くことができるでしょう。
・心の準備ができる
染色体異常が見つかった場合、妊娠を継続するのかしないのか決める必要があります。生まれてから異常が発覚するよりは早く心の準備ができます。また、染色体異常をもっている子は元気に生まれるかは分かりません。出産まで妊娠を継続できなかったり、出産後すぐ亡くなってしまったりする場合も考えられます。事前に知っていれば、心の準備ができるでしょう。
新型出生前診断を受けるデメリット
・全部の病気が分かるわけではない
新型出生前診断では、いくつかの染色体異常がわかるだけで、すべての病気が分かるわけではありません。新型出生前診断で陰性だったのに生まれてから大きな病気が分かる場合もあることを理解しておく必要があります。
・費用が高額
新型出生前診断は自費での診療となり、保険適用がききません。一般的には20万円前後と高額な費用がかかります。さらに羊水検査などを受けると、別途費用が発生するでしょう。経済状況も考えて検査するかしないかを判断しなければいけません。
新型出生前診断を受けるクリニック選びのポイント
新型出生前診断はどんなクリニックで受けるのがよいのでしょうか?ポイントについて解説します。
クリニックには認定施設と非認定施設がある
認定施設は日本医学会、日本産科婦人科学会の指針を満たし認定を受けたクリニックのことを指します。非認定施設は認定を受けていないクリニックのことです。非認定施設はクリニックによって検査項目が異なり、認定施設より多くの検査ができる場合もあります。しかし、検査のみ行い、診断後のアフターフォローがないようなクリニックもあるので、自分にあったクリニックを探す必要があるでしょう。
自分の希望に合ったクリニックを選ぼう
クリニックによって特徴が異なるので、自分の都合に合ったところを選びましょう。料金が安い、検査項目が多い、検査実績がある、通いやすいかどうかなどをチェックしてみてください。また、検査が陽性で羊水検査に進みたい場合、羊水検査が無料で受けられるクリニックなどもあります。
実際にクリニックに通う際に注意するべきポイント
診断のためにクリニックに通う際、気をつけるポイントについて解説します。
条件に合ったクリニックか確認する
認定施設と非認定施設では受けられる条件が異なります。自分の行きたいクリニックがどちらなのか確認しましょう。また、陽性が出たときのことを考えると、羊水検査や絨毛検査を行っているクリニックのほうがよいでしょう。新しくクリニックを探さなくて済みます。
偽陰性になる可能性もある
新型出生前診断で陰性と判断されても、染色体異常で生まれてくる場合のことを偽陰性といいます。1%という低い確率ではありますが、偽陰性になってしまう可能性があることを認識、理解しておく必要があります。
まとめ
子どもが健康に生まれてくるかは、生まれてからでないと分かりません。もちろん生まれてから病気になる可能性もあります。お腹の中にいる間に染色体異常以外の病気が見つかることもあるでしょう。新型出生前診断で見つかるのは染色体異常のいくつか。もし新型出生前を受けたいと思ったら、診断のメリットやデメリットをしっかり理解し夫婦で話し合った上で、どこのクリニックで診断を受けるか決める必要があります。妊娠前にしっかり話し合って選択しましょう。