無許可で出生前診断を行っている施設がある?
出生前診断は胎児に染色体異常などがないのかどうかをチェックするための検査です。
陽性反応が出た場合には詳しい検査をおこなって確定診断をおこなうということになります。
東京都内には対応をしている医療機関も多いので結果が出るまでスムーズということもあります。
対応をしていない医療機関がある場合
妊婦健診をおこなっていく中で胎児に異常がある可能性が高くなった場合、出生前診断をおこなって染色体異常の有無などをチェックするということになります。13、18、21トリソミーがあるのかどうかということを確認することができ、もしも陽性反応が出た場合にはどういう対策を取るのか22週を迎える前であれば堕胎をするのかどうかを判断することもできます。
どこの医療機関でも出生前診断をおこなっているわけではありません。対応をしている医療機関を紹介してもらい、その上で検査をおこなうということが多いです。大学病院などでおこなうことも多いので、紹介状を持って足を運ぶということが一般的です。
無許可でおこなうということはありません。無許可でおこなうというのは、医療機関側にもリスクが高くなってしまうので、避ける傾向があります。
確かな結果が出るようにすること
染色体異常は完治をさせることができません。21トリソミーの場合には内臓疾患の治療をおこなっていくことによって、20年以上生存をすることができる可能性は高いです。しかし何度も入退院を繰り返したり、ある程度年齢を重ねてからでも定期的に医療機関を受診しなければいけないということがあります。
13トリソミー、18トリソミーに関しては生きて生まれてきても数日のうちに命を全うしてしまうことが多いです。医療機関の力を借りなければ生存をすることも難しいですし、苦しい思いをさせてしまうだけということがあります。
出生前診断をおこなって染色体異常の可能性があったとしても、間違った診断をしてしまう可能性があるので確定診断をしなければいけません。それがかなり大変ですし、お金も時間もかかってしまいます。命にかかわることなので無許可でおこなうということはまずありません。
もしも出産を選んだ場合に考えること
22週前であれば、堕胎をすることも可能ですが、22週を超えてしまった場合には出産をする方法しかありません。もちろん、正産期まで母体内で生存をするのかどうかも分かりません。死産になってしまうことも考えることができます。
死産ではなく、生きて生まれてきた場合には、どこまでの医療処置をおこなうべきなのか、出産前に決めておく必要があります。今の医学界では13、18トリソミーには積極的な治療をおこなわないというガイドラインが定められているので、医療機関側もあまり積極的に蘇生をおこなわないということも多いです。
何が何でも生きていてほしいのであれば出産をおこなう医療機関を変えるなどの準備も必要になります。生後何時間で手術をおこなうのか、状態はどんな感じであれば延命処置をおこなうのかということも判断しておく必要があります。そのためにもいろいろな情報が必要ですし、調べておくことも大切になってくるでしょう。
現代の医療でも完治をさせることが困難な疾患に染色体異常があります。さまざまな器官に異常が認められ、内臓が機能していないなどの致命的な疾患を抱えていることもあります。
出生前診断をおこなうことによって染色体異常が起きているのかどうかを確認することができます。命にかかわる大切なことなので、無許可で出生前診断をおこなっている医療機関はありません。
確かな診断をおこなうためには専門の医療機関に検体を提出した上でおこなわなければいけないので、検査の性能も重要になってきます。東京都内の医療機関でも取扱いは多いですが、クリニックレベルではおこなってないので規模の大きな医療機関を紹介されることが多いです。結果にも信ぴょう性があります。